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2010年1月31日 (日)

ほんまかさん流LRGBを試す

ほんまかさんがブログで公開されている「R64フィルターを使用したデジタル星野写真」を試してみました。ただしR64は持っていないのでHαでやりました。やり方はほんまかさんのブログをご覧ください。

Lrgb

左がHα画像、真ん中がノーフィルターで撮った画像、この2枚を使って右のLRGB画像を作ります。

共通データー

EOS KissX2 cooled +EF35mmF2

HαはISO1600 F2.5 8分×4枚、ノーフィルターはISO800 F2.8 8分×4枚

New4

左がノーフィルター画像を頑張って処理したものです。星雲はうっすらと写っていますが、これ以上は厳しい。ノーフィルターとHα画像からL画像を作成し、LRGB合成したのが右の画像です。バーナードループがくっきりでました。しかし、処理していて気づいたのが、赤い星雲が小豆色になります。

ほんまかさんの1月22日の記事にこういう記述がありました。

この手法ですが、R64の比率が多くなるにつれ、星が小さくなり、輝度も彩度もおち、星が奥にひっこみ、星雲が浮き出してきます。星雲写真ならこれでもいいのでしょうが、星を重視する星野写真としてはちょっと、という感じです。(引用ここまで)

そこでHα画像1枚の時と4枚コンポジットした画像の星雲の色はどうちがうのか試しました。

Hikaku

左が4枚、右が1枚。たしかに4枚は薄くなっているみたい。オリオンでしか試していないでこの程度しか言えませんが、使えるようになると、「V3フィルターを使うと夏の天の川が赤くなるからどうしよう」という問題を解決できるかもしれません。

☆今後の課題

ノーフィルター画像とHα画像のコンポジット枚数の検討

おまけ

ノーフィルター画像をRGBに分解して、RをHα画像に置き換え合成しました。

Hagb

強烈にまっかっか。

あと、C11によるオフアキも1週間前に試してみました。結果は惨敗でした。

カメラ側はピントがくるのですが、ガイド側が内ピンになります。知人と一緒にいってたので、その人のMeadeのオフアキを試したり、レデューサーを外してF10でとかやってみましたが、全て駄目でした。セレストロンの純正レデューサーとオフアキならいけるのか・・・?けど国内で買うと高いので手が出せませんsad かと言って英語はできないし。

コメント

ほんまかさん、こんばんは。
ナローをやってみて、ほんまかさんのブログをみて、これは応用したら面白いかもと思っていましたが、てげてげさんに実例を見せていただき、興味深いです。
続報を待っています。

ほんまかさんのブログを見て、Hαでもできたら面白いと思って試してみました。
Hαの画像とノーマルの画像の比率をどのくらいにしたらいいのかを今後試さないといけませんね。
それにしても、広角レンズだとHαの時にシリウスでさえライブビューで写らないので、ピント出しには苦労します。

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