LPS-V3-FF
天文ガイド9月号の最優秀作品「大マゼラン雲」の入選者の声のコーナーを読んでいると、「空の良いところでV3フィルターを装着して使うと、淡い星雲をコントラスト良く撮影できる・・・」なることを書いてある。ちょっと気になってたので、購入してみました。
正面からみると、まるで鏡のようです。ほんと光を通すのかなと思いました。
昨夜はボーグ77F4で撮る予定でしたが、撮影後すぐ薄雲に覆われてオートガイドできない状態。ボーグ77での撮影を諦めて、V3のテストをすることにしました。薄雲の襲来が多いので露出を短めにしたくEF100mmF2をつけて撮りました。今回の対象は白鳥座尾部。鏡のようなフィルター。構図が合わせれるのかなと思いましたが、明るい星はカメラのファインダーでも十分見えてました。
100mmF2→2.2+EOS KISSDX改+LPS-V3 4分×4,7分×4 計44分
どちらも同じ画像です。薄雲が通過したので、星がにじんでいます。下の画像は上の画像にデジタル現像を加え、少々きつめの処理をしたものです。私は上のやや控えめな画像が好きなのですが、知り合いの星仲間に聞くと下の方がいいと。どちらがいいのでしょうか?好みによるのかな?
ちなみに下の画像はV3を購入する前の先月撮ったものです。こちらも処理は控えめかも。
この画像を比べると、V3フィルターは結構効果があるのではないでしょうか。
昨日は薄雲が頻繁に通過するような空だったので最長7分しか開けませんでしたが、ヒストグラムを見る限り、まだまだ露出かけれそうです。
まったく凄いフィルターですね。表面が鏡のようになっていますので、典型的なバンドパスフィルターでしょうね。
私の好みとしては上と下の画像の中間ぐらいでしょうか。
次の新作が楽しみです。
投稿: カムイミンダラ | 2007年9月 9日 (日) 19:17
はじめまして、てげてげさん。V3を買われたのですね。わたしも、瀬尾さん改造のKISS D, KISS DXのユーザーです。初代機には、クリアフィルターに、HEUIB-FFでした。この夏、DXを改造してもらい、LPS-P2-FFを買いました。まだ、十分試しておりませんんが、V3では赤い星雲がかなり、強烈に写っていますね。これはこれで、インパクトがある写真で、私は良いと思いました。こちらも、検討したいと思います。
投稿: NIKON1957 | 2007年9月 9日 (日) 21:31
カムイミンダラさん。こんばんは。
星雲が発する輝線付近だけを通すバンドパスフィルターのようです。
画像処理難しいですね。しばらくは天気が悪くて撮影が難しそうなので、画像処理を頑張ってみたいと思います。
投稿: てげてげ | 2007年9月 9日 (日) 21:46
NIKON1957さん
はじめまして。私も5月頃に瀬尾さんにお願いして改造していただきました。ノイズが少ないので、固定撮影にも星野にもとても使いやすいカメラだと感じてます。昨夜試し撮りしただけで、適正露出などつかんでいないので、次のチャンスにいろいろな天体を撮ってみたいと思います。
投稿: てげてげ | 2007年9月 9日 (日) 21:56
こんばんは。スゴイ写りですね!LPS-V3ではカラーバランスの調整が難しいと聞いていましたが、てげてげさんの作品ではそんな感じはしないです。
それとこのレンズイイですね~。ほとんど開放でこの写りですか!うらやましい。
ところで私は上の方が好みです。星が滲んで大きくなってないところが好きです。あとは彩度を弄るととてもいい感じになるのでは?
投稿: コーチ | 2007年9月14日 (金) 20:23
コーチさん
こんばんは。返信が遅くなりすいません。
もうM42を撮影されたのですね。トラペジウム付近まで表現できていてさすがコーチさんです。
わたしの今シーズンの目標は、M42の淡いところから中心部までできるだけ飽和させずに表現することです。
彩度を弄ぶのですか。SI5のマトリックス色彩補正を使ってみます。今回は薄雲の通過によりかなり星が滲んでしまったので、今度は薄雲が無い時にもっと露出かけて撮ってみたいと思います。
投稿: てげてげ | 2007年9月17日 (月) 20:21