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2006年12月

2006年12月30日 (土)

記念碑

今年も今日、明日で終わりですね。1週間後には違う町に住んでいないといけない自分が信じられません。まだ荷造りもしていないのに明日帰省します。ホントにやばい。

P1020620 天文をやっている人ならご存知でしょうが、新彗星には発見者の名前がつきます。例えば、鈴木さんと山田さんが同じ頃にまだ誰もしらない彗星を発見したら、鈴木・山田彗星という名前が付きます。全国にはたくさんの彗星発見者がいますが、鹿児島で発見したのは故百武さん、ただ1人です。百武さんは2個の彗星を発見されていますが、そのなかでも1996年に発見された百武彗星は地球に大接近し、空を2分するような長い尾をなびかせ一晩中見ることができました。もう10年前のことですが、私が初めて見た大彗星で、今でもはっきり覚えています。

霧島市国分の平山地区に、百武さんの発見した功績を記念碑として残してあります。この記念碑の近くの道路で2つの百武彗星を発見されました。星は暗いところで見るのが一番なので、かなり辺鄙なところにあります。案内板も何もないので辿り着くには、地域の方に聞かないと難しいかもしれません。天文ファンの方なら「こんなところであの大彗星は発見されたんだ」と気分に浸るのもいいかもしれません。だいたいの場所はこのあたり。

それではよいお年を

2006年12月24日 (日)

種子島フォト

11号機によって打ち上げられたETS-Ⅷは順調に飛行を続けているようです。

今回は種子島で撮った風景画像をアップします。画像をクリックすると大きな画像がみられます。

Center

世界で最も美しい発射場と言われる種子島宇宙センターの射場です。左の建物(VAB)でロケットを組み立て、右にある発射場まで30分かけて移動し、打ち上げます。真ん中にある赤白の鉄塔は大崎第2射点です。来年2月の情報収集衛星はこちらで打ち上げるそうです。画像を2枚つなげてパノラマ写真にしています。

Maenohama 種子島の最南端、門倉岬を望める前之浜海浜公園。このあたりから宇宙センターまで砂浜がずーっと広がっています。ちかくにはドラムエルタン号の記念碑もあります。

夜はすばらしい星空が広がります。ここからだと北の方に南種子町の町灯りが少しありますが、南の空は抜群に暗いです。

200308 この画像は、前之浜海浜公園の近くで撮った画像です。対角線魚眼レンズと中判カメラを組み合わせることによって、頭上に広がる星空を全て写すことができるシステムで撮影してます。2003年8月に撮ったもので、左の方に(東)はオレンジ色の火星が輝いています。6万年ぶりの大接近とか言われていた頃です。

種子島からだと南十字星の上3つの星を見ることもできます。ただし水平線まで雲がないという好条件と星に関する知識が必要です。

Photo 南種子町西野地区から眺める屋久島です。一番高い宮之浦岳は2000m近くもあり、冬は雪が積もっている様子を望むことができます。画像を2枚つなげてパノラマ写真にしています。

2006年12月23日 (土)

打ち上げ3

Photo 打ち上げの様子をアニメーションgifにしてみました。
DMC-FZ7(432mm相当)です。

最近はすぐれたフリーソフトがたくさんあって助かります。

ちょっと読み込み終わるまで時間がかかるかも

2006年12月21日 (木)

打ち上げ2

P1030406 無理矢理ですが、35mm判カメラで撮った写真をデジカメで撮りました。こんな感じで撮れたんだぁと分っていただけるかと思います。ふすまの模様が写り込んでいて見苦しい写真で申し訳ありません。スキャナーがあればなぁ。。。

左が20cm望遠鏡(1800mm)で撮ったもの、左がBORG76ED+2倍テレコン(1000mm)で撮影したものです。

2006年12月20日 (水)

11号機 リフトオフ!!

P1010978

いや~すごかったです。
ごぉぉぉぉぉぉぉぉ という空気を切り裂く音。

Kizai_2今回の機材は、左から
ビデオカメラ
ビクセンVISAC(20cm望遠鏡)
ボーグ76ED+この画像を撮ったデジカメ

望遠鏡にはカメラ屋さんの勧めで、ISO100のネガフィルムを入れたカメラを付けてます。カメラ屋さん曰く「光量差が大きいので、ラチュードの狭いデジカメは不利。ネガで撮った方がいい」

遠くに見えているのが発射場です。距離にして4~5km離れています。

~打ち上げ2時間前

この撮影ポイントに到着したのが11時半。すでに3人の方が着ていらっしゃいました。熊本からいらしゃった男性と名古屋からいらっしゃった親子?熊本の方は20万オーバーのレンズ+ミノルタのデジ1眼を使ってらっしゃいました。名古屋の方は娘さんがコンパクトデジカメと親父さんが双眼鏡。双眼鏡でコリメート撮影されてました。うちがバイザックを組み立て終わると、「バズーカー砲だ・・・」といわれました。時間があって暇なので、みんなでお昼ご飯を食べて、望遠鏡でロケットを見て時間を潰しました。打ち上げ2時間前にやっと5人目がバイクで登場。鹿児島の私立大学に通う学生さんでした。

打ち上げ30分前

続々と地元の方、発射場で作業を終えた方が集まってきました。道沿いのわずかなポイントですが200人ぐらい集まっています。見学にやってきた子ども2人がうろうろし始める。車が通る道を横切ったりして危ないので、熊本の男性と自分で「車がきたよ、動いちゃダメだよ」と声をかける。それに気づいた母親が注意してたが、何回もやるので最後は軽く蹴りをくらわせていたなぁ。話に夢中になる前にちゃんと見てて欲しい。

打ち上げ5分前

ボーグにつけていたカメラにフィルムを入れていないのに気づく。あぶない、あぶない。構図の最終確認とビデオカメラの録画をスタート。消火用?のヘリが射場から離れた上空を待機しているのが見える。ロケットの周りで散水しているのが見える。

1分前

カウントダウンが聞こえない場所なので、無線を聞いていた方がカウントダウンをはじめてくれる。

P1010969 5秒前

もわ~っと淡い煙がでている。4号機の時は派手に煙が出ていたのでほんとに上がるのかと疑う。この疑いでバイザックの連写が遅れることに。

3秒前

カウントダウンを信じて、ボーグに付けたカメラの連写をスタート。バズーカー砲に移り、ファインダーを覗く。

X0 X-0

リフトオフ!! ファインダーで、SRB-Aに点火したオレンジの光を見て連写スタート。1800mmもの超望遠のためすぐフレームアウト。現像後ネガを確認したところ、連写スタートが遅かった&SRB-A4本で上昇速度が速いので、わずか5コマでフレームアウトしていた。ちなみに4号機の時は同じ機材で10コマでフレームアウト。

1分30秒後

拍手がおこる。しかしこの直後、周りでロケットが落ちてきていると皆がいいだし、拍手がなくなる。成功したの?という声もビデオに録画されていた。実際は種子島から南東方向に遠ざかって高度が下がってきているだけ。

2分後

固体ロケットブースター 燃焼終了。同時にロケットがわかりづらくなる。後でビデオで確認したところ、ブースター分離したところまでがかろうじて写っている。2分20秒で見失う。双眼鏡で追っていた人はもう少し見えたらしい。

5分後

見学者が蜘蛛の子を散らすように去っていった。残ったのは最初にきた5人。みんなが撮ったビデオやデジカメ画像の鑑賞会が始まる。上昇スピードが速い。熊本の方のビデオではSRB-Aが4本分離するのがよくわかる。2分40秒ぐらいまで追跡できていた。すごい。

30分後

機材撤収完了。帰途へ

※ 固体ロケットブースター = SRB-A

この時撮った画像はアニメーションにして後日アップしたいと思います。

銀塩で撮った写真はスキャナで読ませてもらうことができたらアップします。1800mm(バイザック)、ボーグ(テレコン付けて1000mm)なので迫力があります。

2006年12月15日 (金)

Y-0

いよいよ、明日が打ち上げです。いろんなページで種子島に着きましたという報告が書き込まれています。ぞくぞくとロケットフリークの方々が種子島入りされてます。私は、翌朝までお仕事して、そのまま高速船にのる予定です。                                                     

P1030403  今日はせっせと昼からこんな物を作っていました。何かわかりますか?9月のM-Vロケットの打ち上げの時にものすごく役に立った自作のレリーズソテーです。強度&固定の面で改良したところがよい部分があったので、ホームセンターめぐりをして材料を探して作りました。全部で1020円也。ボーグで6000円で売ってありますが、デジカメ&メモリーカードを購入した後では出せません。

P1030400

こうやって使います。縦構図でもOK!

天気は曇りのち雨の予報ですが、雨が降ってくる前に打ち上がって欲しい・・・

6号機の時は雨の中撮ったら、赤道儀が錆びたし・・・

2006年12月14日 (木)

あと2日

打ち上げが明後日に迫ってきました。そろそろ機材の準備をしないといけません。

 H2af4

ちょうど4年前の今日、4号機が打ち上げられました。若干上空に雲があるものの晴れの天気でした。この写真はバイザックに35mmカメラを付けて撮ったものです。焦点距離1800mmにもなると迫力ある写真がとれます。20cmの望遠鏡を設置するとかなり目立ちます。よっぽどの強者以外は「見せてください」と近寄ってきません。

09100014_1

この画像は3号機の打ち上げの時の機材です。この時はR200SSとボーグ76ED。遠くに射場が見えています。

1号機の時は、望遠鏡でロケットを撮る人はいなくて、皆さん超高価な600mmF4などの望遠レンズがずらーっとならんでましたが、4号機の時には屈折望遠鏡が並んでいたのをおぼえています。今回はどんな機材が並んでいるのでしょうか?

2006年12月13日 (水)

再び種子島へ

天気も悪く話題もなく、かなりご無沙汰でした。
いよいよ今週末にH-ⅡAロケット11号機の打ち上げが迫ってきました。
行ってきます!種子島へ。
種子島行の高速船は余裕があるとのことなので、
ロケットが発射台にセットされてから判断ができるのが嬉しい。
今回は,新たに購入したパナのDMC-FZ7とボーグ76ED+2倍テレコン+35mmフィルムカメラで狙いやす。
ほんとはいつものように魚籠の20cmを出動させようかとおもったのですが、
今回はクルマを持って行けないので断念です。

Iwa